博興県名所--丈八仏
丈八仏は山東省濱州市博興県湖濱鎮丈八仏村内に位置し、青石の丸彫りで、東魏天平元年(534年)彫刻された。造像は立仏と底坐の二部分により組み合わされ、通高7.1メートル、像の高さ5.6メートル。仏像は高い肉髻、面長、裾広の衣服に幅広の帯の袈裟(けさ)で、下に僧祇支(そうぎし、袈裟の下着)を着け、胸前で帯を結び。両手は施無畏(せむい)の与願印(よがいん)を結び、素足で覆蓮座に立つ。蓮華座には力士、博山(崑崙山中心の仏教世界)香炉、迦楼羅(ガルダ神、霊鳥)、供養者などを刻し、文字が刻まれているが、かすれてはっきりしない。付随する文化遺物には石碑三通が現存する。「明成化元年重修興国寺碑」などである。丈八仏は中国平原地区で発見した北朝時期の単体丸彫石造像中形態のやや大きく保存の比較的完全な一件で、彫像は精美で、線条は流暢、この一件は多く得ることのできない仏教芸術の珍品で、比較的高度な歴史、芸術と科学価値を具有している。1992年に山東省は省級クラスの文化財の保護単位として公布し、2013年6月に国務院は全国重要保護単位として公布した。
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