北周と隋朝はある意味で類似点があり、つまり、成功も関隴集団にあり、失敗も関隴集団にあった。

関隴集団の利益が一旦損害を受けあるいは支持する必要があった時，彼らの考慮は始終自身の利益で、しかもいわゆる時の皇帝への忠孝ではなかった。

結局当時は権力者の更迭は実際ある種関隴集団乃武のリーダー権力の改変で、能力者がこれに居リ、更に考慮するのは利益の最大化であった。

北周の建立は宇文泰の経営を離れず、しかも宇文泰は真正の関隴集団八柱国十二大将軍の建立者をした。

宇文泰時期の関隴集団は最も団結していて、利益も一致していたと言える。全員が宇文泰の身辺に緊密に団結していた。宇文泰が亡くなると、この種の団結は崩壊した。

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そして宇文泰の息子達が北周を設立し、宇文一族は皇族となった。これは関隴集団と宇文一族をある程度対立するさせることとなり、皇帝の権力者の発展と関隴集団の国家への支配は終始一致することはなかった。

しかしこれは矛盾しており、聡明かつ勇猛な武帝・宇文邕の時代に勃発することはあり得ない。反対にもう少しで全国的を統一出来るほど、この一時期はとても団結していた。国内の改革で大衆からかなりの支持を得ていたが、残念ながら夭逝し、腑抜けの宇文贇に国家を任せることになってしまった。

史籍には宇文贇は愚妹で酒食に溺れ、またかなり残虐であったと記載されている。正真正銘の国を滅ぼす君主の典型であるが、注意すべき重要な点は、宇文贇には確実に威信が不足していたことだ。

彼が統治していた時代、いちど重臣を押さえ込もうとしたが、成果は皆無で却って関隴集団の不満を引き起こした。

ただ我々が見るに、当時の皇后の父である楊堅は、宇文贇に忌避されて何度も彼を排除しようとしたが、成功することはなかった。

宇文贇が帝位を継承したのは２０歳の時で、年若く勢いはあったが実力は不十分だった。引いては大臣を抱き込もうと5人の皇后を立てたが、焼け石に水であった。

更に抑止的なことは、彼は(在位の)翌年には皇位を僅か7歳の長男の宇文闡に譲り、その後自らは享楽を遂逐する旅に出て、580年に22歳で死去し、この国土は完全に8歳の宇文闡の手中に委ねられた。

このような子供が一国の主君となるのは、誰が見ても傀儡皇帝になるしかなく、誰かが補佐をすれば誰かが先機を占有できた。しかし補佐大臣も誰もが資格があってできるわけではなく、最も資格がありできるのは北周の皇族が構成した。

例えば宇文泰の子、宇文邕の子などであったが、宇文泰の子供達は基本的に外地にいて、彼らは京師の情況を最初に知り得ることはできず、このように受動的になった。

宇文邕の子供達は京師に居たが、皆大変小さく、つまるところ宇文邕の長男宇文贇でさえ22歳で、根本的に考慮の中には入らなかった。

他のものも関係がもう少し遠く、例えば宇文贇の義父楊堅で、宇文闡は楊麗華の息子ではなく、それでも楊堅を外祖父と呼ばなければならなかった。

楊堅は関係は遠かったが、例えば宇文贇が亡くなる前に、劉昉と鄭譯に違勅を書かせるなど、彼の優位性は皇宮内の動向を最初に得ることができた。

しかし当時の宇文贇は既に言語不能であったので、そこで二人の楊堅の親友は初め楊堅を考え、偽勅で楊堅に国政の補助をさせた。

この事件は関隴集団にとって何も悪いことではない。結局北周が今日に至るには、新しい代弁者の出現に必要なことが肯定される。

宇文の皇族でも、楊堅でも、またあるいは実力ある豪族でも良いが、彼らはすべきことは有利な一方の参加を選択することである。

楊堅は政治補佐後世間奪取の大計画を開始し、彼の相手はもちろん北周の皇族であり、前述の宇文邕の子供は恐れるに足らなかったが、宇文泰の子供だけはやはり排除する必要があった。

当時趙王宇文昭の女児は宇文贇が甄存じに突厥との結婚が決まっており、楊堅はこの機会を利用して宇文泰の五人の息子を全員京師に戻らせたが、一度京師へ戻ると制圧下に置かれた。

皇族の面々も楊堅の排除を謀らないわけではなかったが、いかんせん実力がなく、逆に楊堅に反逆者の排除の理由を見つけられた。

この時関隴集団の貴族達は、于冀、元冑、李穆生などを包括する大部分が楊堅側にあった。

当然不服の者もあり、例えば宇文泰の外甥尉遲迥は、兵を立ち上げ楊堅に反抗し、一度に兵10万余りを抱えたが、韋孝寛、高熲は尉遲迥を攻撃する過程で大功を立てた。

尉遲迥が滅んだ後、関隴集団は、手柄を立てたり、態度を用命することなく、楊堅に反対する理由が更に亡くなった。

要するに楊堅はすでに認められており、あとは宇文皇族をどのように処理するだけであったので、彼が宇文氏皇族を虐殺した時、誰も反対できなかった。

権力奪取の道には流血がつきものなのは、誰もが知っている道理である。宇文闡は退位する運命にあり、楊堅が皇帝を称し建国する運命にあった。