「空中戦服」、古代蜀の人も「同スタイル」であった

まるでタイムスリップした「宇宙服」のような、金沙遺跡から出土した同形の二点の青銅人形器物を三つのポイントで紹介します。

これは「宇宙服」なのか「栓抜き」なのか。
はたまた「宇宙服」のような「栓抜き」のような「物まね」遺物である。


全天を飛行したような古代蜀陣の想像力には感心せざるを得ない。全体的には人がのようでもあるが、人頭はなく代わりに円形の穴が開いている。

上肢を自然に垂らし、下肢は軽くしゃがみ両足を外に広げている。子細に見れば股間にはブリーフのようなものを着けている。ある学者は、これは一種の生殖崇拝であり、部族人口の繁栄を意味していると考えている。引き締まった脹脛(ふくらはぎ)は古代蜀スタイルに満ちている。

首と脹脛の外側には二ヶ所四体の小穴があり、古代蜀王国の呪術師が法術を使用するために、この大型の器物の装飾を繋げるものと考えられている。金沙遺跡で発見されたこの傑出した青銅の人型器具は古代蜀の文化遺跡中では初めて発見されたものである。
「青銅兄弟」を知る
先秦の書籍では、銅物質は「金」とも呼ばれ、元々「古代の黄金」の言い方があった。銅は古代蜀の先祖が、青銅の人型器物を製作する重要な資源であった。「国家の重大事」に多用した。つまり戦争武器の製造と宗教儀器の製作である。

金沙遺跡から出土した青銅立ち人(左)三星堆遺跡から出土した青銅立ち人
金沙遺跡と三星堆遺跡は古代の職文明の典型的な代表例である。このような「青銅兄弟」は上図の二名の他にもいる。青銅の人型器物と「同類」を比較することでその秘密を解明する助けになるかもしれない。

造形の特徴と人物の形象から、立ち姿やメリハリの目鼻立ち、耳たぶに大きな穿孔があるなどニ者は大変似ている。最重要なことは手動作が画一的に調整されており、持ち上げ握りしめた両手は空っぽである事である。手には何を握っていたのか。推測すれば祈祷や権力を掌握する王朝の貴族が祭礼活動で捧げられた供物である。それぞれの青銅人物像は古代蜀の祖先と天地とを交信する使者である。
この「そっくり」な文化遺物は過去からタイムスリップしたに違いない。あるいは古代蜀の人も「こんなに抽象的な姿なのに、どうしてそっくりなのだろう。」と自身でも考えられなかっただろう。
抽象的であろうと実際的であろうと、「古今相通」という点では玄学道教的な共通点がある。『文博日暦』ではタイムスリップ感のある「そっくり」文物を多数制作してきたが、あなたはどれをピックアップしますか。

ハンドル:この「ハンドル」に似た太陽形の器具は、古代の蜀人の太陽崇拝を反映しており、その五等分設計も彼らの高等数学的な思考を表している。

携帯:デュアルカメラのスマホだろうか。実は仰韶の祖先のニ穴石包丁である。それは中国の新石器時代から夏殷周時代の重要な農業生産器具であった。

ルーター:春秋時代から時を超えてきた「ルーター」は、いまっだにその真実の用途が不明である。当時はWi-Fi通信もなく、楽器、台座、祈祷器具⋯⋯、実際は何に使われたのか。

ジンジャー・ジューサー:これは素晴らしく、用途も今日と同じである。ジュースをすりおろす「廚房の神器」はきっとあなたの家にも同様のものがあるだろう。
古今は相通しており、これほど多くの「証拠」を目の前にすると、「タイムスリップ」なしには考えられないだろう。あなたはこのような「そっくり」な文物をほかにも知っているだろうか。コメントをどうぞ〜


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