ビュンビュン〜文物(文化財)からの「ハートポーズ」を受取りください

文物がやってきて、ハートを作ってくれました。毎日一生懸命に生きているあなたへの贈り物です。
このハートポーズにはちゃんと意味がある
「ハート!ハート!」「ゴホゴホッ」「なにだかむせるな⋯?」と思ったら、どうやら誰かが灯りを点けたようです。

この漢代の「愛の発射装置」は、環境に優しい青銅製のランプです。最初にお腹の部分に水を入れてから、灯芯に火を点けると、燃焼によって出る煙やすすが、ハートポーズの「腕」の部分を通って燈体の中に入り、水に溶けます。

煙やすすが外に出ず、室内の空気汚染が減ります。漢代の人達は、既に環境への意識が高かったことが伺えます。

このランプは部品が分解できるため、持ち運びやすく掃除もしやすいです。更に、ランプシェードは回転できるので、光の明るさを調節するのにも便利です。2,000年以上前の文物ですが、現代でも「お部屋の主役」と言える存在感です。
先進的なデザイン!漢代は環境への配慮が深い
この「ハートランプ」だけが環境に配慮した例ではありません。漢代に作られた銀象嵌の銅製牛型ランプ」も、煙を通す管を使って火皿と台座を繋ぎ、煙やすすを内部で循環・処理する仕組みを備えています。

前漢の長信宮灯は、宮女の袖口と胴体部分を巧みに接続して排煙用の通路を形成しています。

このように煙道を利用して煙を「吸収する」機能を備えた灯具は「釭灯(こうとう)」と総称され、漢代独自の燈体構造として発明されたものです。
この釭灯は「燃焼ー>導入ー>吸収」という三つの段階を経て、一方向の完全な循環構造を形成しています。
漢代の灯具は、環境保護の意識を備えた発明品として、世界の灯具史において先進的な地位を占めています。西洋文明における鉄製の煙導付きランプシェードに比べて、1,000年以上も早いものでした。
何千年もの間、古代の人々は他にどのような「ハイテク」な灯りを発明したのでしょうか?
電気のなかった古代において、灯は人々が生活する上で欠かせない重要な照明手段であり、現代生活の様々な側面にまで溶け込んでいました。新しい発明が次々と登場していたのです。
<食器を灯りに転用>

<新しいタイプの「油を節約する灯り」>



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