漢字初の解釈:賢

「賢」は会意文字である。
「賢」は古くは「臤」に作り、甲骨文と同じである。甲骨文の「賢」 

また縦目は甲骨文の「臣」 


金文の「賢」 













「賢」の本業は「臣」を懲罰(一説に目をほじる)ことである。


「賢」は恭順、有能であるばかりでなく、金儲けもできるので、拡大解釈して道徳があり、才能のある人を指すようになった。『荀子・王制』に、「賢を尚(たっと)び能を使う」。
「賢」はまた蓄財の多いことも表す。『説文解字』:「賢、多財や」。
「賢」には道徳があり才能がある人から尊重、常識を指す意味に展開している。『礼記・礼運』に「賢を持って勇を知り、功を持って己を為す」。意味は礼儀では勇気のあるものを賢者とし、自身を功労のあるものと見なすこと。

「賢」は後に敬語として、他人の尊称として多用された。例えば「賢弟、賢姪(甥)、賢妹」などである。
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