朝シャン(早朝洗髪)の隠れた危険性

中国の伝統的医学では早朝は陽が昇発(=発展)する時間と考えられている。そして水の得に冷たい水は、陰性のものと考えられている。このため、朝シャンは陽の木の昇発を阻害する可能性があり、長期的にこのようにすれば陰陽のバランスを崩して、脱毛などの問題を引き起こす。
このほか、現代医学の観点から見れば、早朝起床時には人体の血液循環はまだ完全に回復しておらず、各器官は未覚醒なのである。そういう時に冷水で頭を洗うと、頭部の血管を刺激して眩暈(めまい)や頭痛などの不調症状を引き起こすので、特に高血圧や心臓疾患、老体、虚弱体質は、朝シャンを避けるべきである。
このほか、洗髪に不向きな時間:
早朝のほか、次の四つの時間は洗髪に不向きである。
1、食事のすぐ後:
食事後は、大量の血液外に集中して食物の消化を助ける。もしこの時に洗髪すると、血液が頭部に逆流して、消化に影響して消化不良を引き起こす。このため、食後一時間ほどたってからの洗髪をお勧めする。
2、空腹時:
空腹状態では、人体の血糖値が低くなり、この時に洗髪すると大量のエネルギーを消耗するので、めまい、動悸、吐き気などの低血糖症状を引き起こす。特に糖尿病、高血圧などの基礎疾患のある患者は、なおさら空腹時の洗髪は避けるべきである。
3、疲労時:
肉体労働または頭痛労働の後でも、身体は疲労状態にある。この時に洗髪すると、頭部への血液供給が不足して卒倒する危険性がある。このため一休憩して体力回復後の洗髪をお勧めする。
4、いわゆる子(ね)の刻(23時〜1時):
漢方では子の刻は一日の最後の時間であり、また陽の気にとって最も重要な時刻である。この時に、人体の陽の気はようやく発生してきて、陰の気が次第に消滅していくのである。漢方の陰陽のバランス理論によれば、人体が子の刻には安静を保持して、過度の陽の気の動揺を避けて、陰陽の調和均衡を維持すべきである。しかも深夜子の刻の洗髪は、こういったバランスを破壊する可能性がある。洗髪時には、湿気が直接頭皮に接触し、しかも湿気は陰に属して人体に侵入しやすく、陽の気の正常な発生を妨げる。このほかにも、洗髪時には頭部の毛穴が開くので、この時に陽の気が不足すれば、外部の寒の気や湿気が侵入やすく、頭部や風邪などの不快な症状を引き起こす可能性がある。
気血の運行の角度から見れば、子の刻も人体の気や血行の陰が陽に転換する重要な時刻でもある。この時に気血はようやく臓器から手足や骨に向かって流れて、翌日の活動エネルギーを備蓄するのである。
もしこの時間に洗髪すると、気血の正常な運行を妨げ、気血の停滞や不足を引き起こし、長期的には各所の健康問題を引き起こす可能性がある。
洗髪の正確な方法:
洗髪に適合する時間(夕食後1時間、20:00〜22:00時)以外でも正確な洗髪方法は同様に重要であり、次に提案がある。
姿勢:
洗髪時、特に老人は頭部の血管に圧力をかけ胸部への血液供給に影響を与えないよう、頭部を後方へ傾けすぎないようにする。直立のシャワー方法での安全快適な洗髪を採用することをお勧めする。
頻度:
洗髪の頻度は個人の髪質や生活習慣により確定する。一般的にスタイリング剤を使用したい時は適当に洗髪回数を増加することができる。ただし頻繁な洗髪は頭の乾燥を引き起こす可能性があるので、自分に適合するバランスを見つけることが必要である。
水温:
洗髪時に頭皮や毛髪へダメージを与えないために、水温は高すぎないこと。水温は体温より高めのおよそ40度前後がお勧めである。この水温で有れば、頭皮への刺激も少なく頭髪を清潔にすることができる。
方法:
洗髪時にはダメージを与えないよう爪で頭皮を傷つけないこと。正しい方法は手指の腹で頭皮を軽くマッサージをすれば頭皮を清潔にして、また血行を促進することができる。同時に、髪のもつれや切れ毛を防ぐために、洗髪時には髪洗いながらの解きほぐさないことが最善である。
シャンプー類の使用:
シャンプー類を使用する時は、過度の濃度で刺激しないように、直接シャンプーを頭にかけないよう注意すること。お勧めはシャンプーを手に取りよく泡立ててから頭髪に馴染ますことである。このほか、コンディショナーの使用も注意が必要で、頭皮ではなく髪に塗布(とふ)して、一定時間後洗い流す必要がある。
洗髪後のケア:
洗髪後は毛髪が損傷しやすいので、タオルで頭髪を強く擦らないこと、正確な方法はタオルで軽く押さえて水分を吸収し、その後ドライヤーで乾燥する。ドライヤーを使う時は、同じ場所ばかりに長時間吹き付けず、一定距離でドライヤーを振り動かすことである。
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