金州曲氏一家の事蹟
日清戦争で中国人捕虜や民間人が殺害された事実は本で知っています。ここでは、金州の曲氏の一家が井戸に身を投じて節に殉じた悲残な場面を再現しています。当時、金州の町の西南の一角、曲という姓の一家が暮らしていました。戦争で男手を取られた後、一家には三世代の老弱(若)7人の女性が残されました。「金州が陥落すると、日本軍の侮辱を受けない為に、(女性たちは)子供三人を抱いて涙ながらに井戸に身を投じた」と言います。
威海劉公島日清戦争博物館に当時の場面を再現しています。
曲氏一家の事蹟は、戦火の下で中国の庶民が中国の庶民が恥辱に甘んじず、無言の抵抗を行ったことと伝えています。それは消極に見えますが、実は強固な人間の自尊心と民族の誇りを示しているのです。
殉節:人間の尊厳を守る為に命を投げ出した。(貞節を守る為に命を投げ出した)という意味だと思います。非残な出来事だと思いますが、この事を知っている日本人は恐らく非常に少ないん思います。
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