大連老鉄山の空・海の境界線
旅順の見物に来て、もし旅順の老鉄山を見に行かなかったら、あなたは本当に無駄な来訪である。老鉄山には歴史的に悠久な灯台があるので、山上に立って、黄海と渤海がここで出会い、海水の色が不同で、境が明確で、壮観な様子を見ることができるが、元来「一山両海を担ぎ(かつぐ)、一港春秋を写す」の言葉があるが、この中の山がつまり老鉄山であり、港が旅順軍港である。
黄海渤海境界線、下方は黄海、上方は渤海
老鉄山は遼東半島の先端に位置し、千山山脈の支脈であり、それと山東半島は海を隔てて互いに眺め合い、その間の老鉄山水道は中国で最も険悪で、押寄せの厳しい水道である。老鉄山灯台は老鉄山岬(みさき)の上に立ち、海抜86.7メートルであり、清朝税関当局が1893年にフランス人に製作を求め、イギリス人による建造で、1894年の日清戦争と1904年に日露戦争を経歴したと言っても、保存は良好で、現在でも通交船の航行を導いている。老鉄山灯台の下方は、険峻(けんしゅん)で切り立つ懸崖(けんがい)絶壁(ぜっぺき)で、それと山東蓬莱は理論上の対角線で、黄・渤両海の境界線である。黄・渤両海の潮のうねりは、岬の両側から湧き起こり、海底の地溝の両端から湧き起こり、ここで合流し、海底地溝の運動と両海のおのおの不同の作用で、一本の「涇渭分明(涇渭は合流してもはっきり分かれている)」の水流が即ち黄海渤海の境界線である。
百年灯台
天上の天界線は二分があり、海の黄海・渤海境界線も明らかになって、一地の二部分の天象、珍しいです。
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