恐竜の世界の謎を開かれる

2022/04/17 09:06

山東省諸城市密州路の西端には、独特な建築があり、俯瞰すると8匹の巨龍が互いに抱き合って、人に飛び上がる躍動感(やくどうかん)を与え、横から見れば古代エジプトの金字塔(ピラミッド)に似て、神秘的で荘重である。

この建物は中国最初の県(市)クラスの恐竜博物館〜諸城恐竜博物館であり、恐竜とそのほか生物の収集保管、陳列、研究を一体として、世界各地の人々を引き付けて「恐竜世界」を暴き出し(あばきだす)ている。

巨人の遺骸

人類が恐竜の化石を発見した歴史の由来は久しい。初めマンテル夫妻がイグアノドンを発見する前に、ヨーロッパ人は地下に多くの奇妙な形の巨大な骨格の化石が隠れていることを知っていた。しかし、当時の人々はその確実な帰属を知らなかったので、それで「巨人の遺骸」と誤認していた。

マンテル夫妻がイグアノドンの化石を発見してイグアナと対比を進行すると、科学界はこれが一種のトカゲに似た、早期に絶滅した這入っ(はいる)て歩く動物で、これらが遠古の動物化石で、往々に個体が巨大で、着実に恐怖であると、やっと始めて確定した。

恐竜博物館に記載される諸城の恐竜の歴史は、1960年代に遡ることができ、諸城の無名の渓谷で、今まで世界で最大のハドロサウ

ルスの化石と規模が最大の恐竜化石群が続々と出土した。

一夜間を彷彿(ほうふつ)するように、「恐竜谷」の鳳凰涅槃のように、きらめく真珠と変革し、世界を震撼させた。

恐竜谷の形成は、2.3億年前後の中生代三畳紀(さんじょうき)中期の恐竜時代に遡ることができ、20万平方メートル近くの地下に、眠っている恐竜家族には大量のハドロサウルス、竜脚類(カミナリ竜)、コエルルス、プシッタコサウルス、ティラノサウルス、ケラトプス、アンキロサウルス及び同時代の陸海カメ類、二枚貝化石など、数量は膨大で、属種も繁多で、人を驚嘆させた。

1964年、国家地質部が最初の石油探査だいたいが諸城の地質を考察した時、恐竜谷の川底に巨大な龍骨を発見し、国家地質部科学院は古生物の専門家を発掘に向かわせた。3年の発掘結果は人を驚かせたが、その中には骨格高さ8メートル、長さ15メートルが一揃いし、その体系は高大であったので、「大型山東龍(シャントゥンゴサウルス)」と命名された。専門家の鑑定を経て、この龍骨は生活が白亜紀(はくあき)晩期に属したハドロサウルスで、しかも、人類以前の未発見の新属種であった。更に人を驚かせたのは、驚くべき数量の化石が、恐竜谷に埋葬された一部分であったことである。

1989年4月より1991年11月、中国科学院古代脊椎(せきつい)動物と古人類研究所は諸城市で科学考察隊を結成し、恐竜谷一帯で第二次発掘を展開した。4年近くの発掘、修復、補填を経て、1992年5月に、高さ9.1メートル、長さ16.6メートルの恐竜骨格が飾り立てられた。これは現在、世界最大のハドロサウルスの骨格であり、諸城恐竜博物館に陳列されている。

時の科学考察隊を担当した趙喜進の嘗ての話は、彼と恐竜を打ち続けで10年ほどの交流があり、過去に20余りの国家と地区の恐竜化石の発見地で、諸城のような大規模な恐竜の化石群のように、こんなに多くの種類、このような密集度の高いものは、まだ見たことがなく、これは現在世界で発見された露出面積が最大の恐竜の化石群であった。更に多くの謎が開かれるのを待っている。

更なる謎の解明を目指す

1995年、「恐竜谷」の「恐竜化石群」を保護するために、諸城市人民政府は諸城恐竜博物館を建設し、館内は実物、図片と文字資料を通して、人々に化石の出土状況を展示した。

庫溝の恐竜化石長廊2008年以来の第三次の発掘の最大の成果は、この発掘所の発掘面積は13,000平方メートル、発掘した長さ500メートル、深さ26メートルの恐竜化石長廊、発見した恐竜化石15,000枚、総重量30よトンがありました。それから3年かけて修復整理して、高さが8メートル、頭から尻尾まで長さ15メートルの巨大恐竜を組み立てました。山東省で発掘されたこの恐竜は当時世界それ以上高い恐竜がないので、「巨型山東龍」と命名されました。現在、北京の博物館に陳列されています。恐竜の種族は豊富で、その中で最大なのハドロサウルス、猛獣のティラノサウルス、また、角竜類、アンキロサウルス、コエルルスなど、幾つかの属種の化石は、恐竜研究領域の空白を補填した。それゆえに、諸城恐竜化石群は恐竜墓地になりました。

ユネスコの世界地質公園の評議専門家が発掘現場で観察した時、驚嘆しの声が絶えなかった。「ありえない世界の自然地理の壮観」「これは地球が人類に捧げた宝庫である」⋯⋯

どうして恐竜谷に恐竜の化石がこのように集中しているのであろうか。恐竜博物館の研究専門家解説している。「これらの恐竜は一度の移動活動をしている時に、突然何らかの外力作用、おそらく隠滅的な火山の爆発に遭遇して、恐竜豊富滅亡した、その後洪水が龍の死骨を移動し、最終的に恐竜谷に蓄積した。化石の丸みから見ると、これらの骨は長時間の摩擦を受けておらず、骨格の表面は鋭く(するどい)、お粗末(あらく)で、恐竜の生活生息地が当地のこの範囲であることを説明している。」。これまでの発掘した化石は氷山の一角で、諸城にはいったいどれほどの化石が隠されているのか、専門家でさえはっきり言えない。