蓬莱の大杆(ロングホルン)は民謡や民俗音楽の為の一種の吹奏楽器で、蓬莱一帯で長い歴史があり、とても広く伝播している。

民間芸人の記憶によると、この楽器は、蓬莱で少なくとも四百或いは五百年の歴史があり、明清時代には既に官府、軍隊や民間の冠婚葬祭の儀式で流行していた。2006年、この民俗吹奏楽は、地方の無形文化遺産の最初のリストに選ばれた。

古代の大杆号は、集合、閲兵、操練、交戦などの軍事活動の為に、軍隊で使用されたが、その後、長い進化の後、民衆に受け継ながれ、民族音楽の演奏の一形態として、人々は(これを見て聞いて喜び楽しんだ。また結婚、葬儀、嫁取、拝神、祭海などの民俗活動や、各種の祭礼、娯楽や政府要人の出迎えなどの行事で広く応用され、濃厚な蓬莱地方の特色となっている。

大杆号の楽曲は奏者の即興吹奏であったが、流伝も既に久しく、代々の吹奏者が、長期の演奏実践と創作の中で、既に楽曲の構成と音調は旋律に作風と特徴が固定されていて、種類は祭礼と娯楽に大きく分けることができる。

祭礼歌は主に官吏のパレード、軍隊の閲兵、各種祝賀行事、冠婚葬祭などの民俗行事に使用されています。

一般的には落ち着きのある重厚なリズム、荘厳な音色、同音反復、大きなピッキングが特徴で、壮大で荘厳です。蓬莱に伝わる太鼓や銅鑼、シンバルなどの打楽器音楽と相まって、より荘厳で荘厳な雰囲気を醸し出しています。

娯楽性の楽曲は主に芸人が、旧正月の民間娯楽の行事に人々為に各種の楽曲を吹奏し、気分を高潮させ、吉慶を盛り上げ、陽気で明るい、ひょうきんでユーモアな興を添えるという特徴がある。 編集:芝罘歴史研究会