山東で最も見るべき価値のある百年の古教会は、それぞれ独特な文化遺産である
NO.1
済南洪家楼教会
Sacred Heart Cathedral Jinan
洪家楼教会は、全称は洪家楼キリスト聖心主教会である。義和団事件賠償金で建設され、オーストリアのコルビニアン・パウガー修道士の設計で、1905年に完成、かつて華北最大の天主教会であった。
建築は東から西向きに坐して、立面は典型的なゴシック建築の風格である。十字形の平面で、キリストが受難した十字架を象徴している。建築面積は2,600平方メートル、千人を収容し宗教活動を進行出来た。外壁は石ブロックで積み上げられ、前方に二座の高さ約60メートルの尖頂鐘楼があり、左右はヴォールト式の尖頭屋根で、三ヶ所のアーチ門は彫刻が積み上げられている。教会の後端も二つの高さ約55メートルの尖塔があり、前後4塔は相互に対応し、皆青レンガの石積みなある。
教会の南側には、鐘楼を中心とする二階建ての回廊建築があり、方形尖頂の鐘楼は四階建てで、東西両側にはそれぞれ二階建ての西洋式回廊建築であり、神修道院の附属生活用室となっている。
教会の祭壇は東端に設けられた。中央の通廊は高大で、奥行きが長く、床は青い石敷きで、内側に二列の方形の縦柱を設け、柱頭には花卉(かき)の透かし(すかす)が彫刻されている。教会内の高く聳えたドーム屋根と壁には、精美な壁画と彫刻が施された。彩色硝子(がらす)のバラ窓と複雑唯美の水晶のシャンデリアは、太陽光の射すもとで眩く絢爛で、濃厚な宗教雰囲気を充満させている。
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