威海衛の「桃花源記」
西晋の陶淵明の「桃花源記」に描かれた,俗世から隔絶し、戦禍に見舞われることもなく平和に暮らせる美しい土地.後世,外界の影響を受けない土地または想像中の美しい世界のたとえとなった。
実に清国の威海衛の土地に「桃花源記」の別天地があった。
威海衛に嘗て存在したこの世の外の桃源郷:
清の時代、威海衛にまだこの世の外の桃源郷が存在していた。
鶏鳴島である。
鶏鳴島は山東省登州府威海衛栄成県に属していて、
大海の中に孤立している。
明代に嘗て衛所(軍事施設)を設置した。
清軍が山海関に入関した時、
頭を剃られたくない(多分、辮髪を嫌った)
農夫たちが集まってここに行って住んだ。
島の田はとても肥えていて、
しかも徴税の役人が来ることが無い、
さながら海の向こうの桃源郷であった。
光緒帝の甲午戦争(日清戦争)の時、
海軍の中にその地に行き着いた者がいて、
島は初めて発見された。
(当時の人々は)しばしば島の住民の
裾や袖の広い服を見て、さかんに道士島と呼び、
住民に文字を読める者がおらず、
(島の由来の)詳細を言えないことを惜しんだ。
煙台魏春洋 編集
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