威海衛学校
建築年代:1903年
省級文物保護単位
威海衛学校は、イギリスのハーバート・レナード・ビアによって1901年1月に創立された寄宿制(きしゅくせい)の男子校(予科学校)です。設立当初、劉公島に建てられたのは一部屋だけの校舎で、通学生は4人しかいませんでした。1902年12月、「威海衛学校債」を発行して資金を調達し、黄泥溝村の海崖の土地10,000㎡のを購入して、40人から50人の学生を収容できる西洋式の学校を建設しました。
1922年、中華民国とイギリスによる威海衛の返還交渉が威海衛で行われました。【交渉の難航によって、】威海衛の将来は見通しが立たず、外国人商人の資金投入に影響を及ぼしただけでなく、威海衛学校の存続にも打撃を与えました。1925年秋、学校はホテル「東山飯店」に改築され、威海衛に来た外国人観光客を接待する一方、避暑に訪れた海外の学生の為に短期語学学校を開きました。
中華人民共和国が成立すると、威海市に駐留した人民解放軍の某部隊によって管理、使用されました。
その後、長い間修理されていなかった為、2014年に政府が投資して補修を行いました。現存する建物は、石と木で建てられています。建築面積は約1500㎡で、平面は「品」の字形を呈しています。主な建物は二階建てで、北側にあって南向きです。付属の建物は7棟ありましたが、その内の西側の2棟は1980年代に倒壊しました。
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