煙台市博物館の紅色の印記
七九式小銃
煙台市博物館館蔵の79式小銃。この銃は第二次世界大戦中膠東兵工廠で生産された79式小銃で、長さ103センチメートル、幅15センチメートル。錆び(さびる)つき、銃床(じゅうしょう)は摺り減り(すりへる)や軽くなっている。
79式小銃は、また中正式歩槍とも称して、ドイツのM(モーゼル)1924小銃をモデルとして、高性能で殺傷力があり、携帯に便利で、有効射程は800メートル、体内に打ち込まれた弾丸は分解しやすく空隙(くうげき)を形成し大型の欠片が体内に滞留しやすい。
だが、当時の中国工業の水準の隔たりや、標準化の低さは、金陵、漢陽と巩県兵工廠で改良された第11兵工廠産のものが比較的良好であったのを除いたほかは、その他の兵工廠の中正式はまちまちで、品質の差で射程距離はたった200〜300メートルであった。
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