1898年、ロシアが旅順大連を強制租借すると、旅順地区に三ヶ所の病院を建設したが、二ヶ所はロシア軍軍隊のもの、一ヶ所はロシア赤十字会のものであった。

軍隊病院は海軍病院と旅順混成野戦病院があり、軍隊病院は軍人の体を対象としたため、社会一般には解放されなかった。ロシア赤十字会病院は、ロシアと欧米人のために療養を奉仕して、地域の患者を収容治療した。 ロシア海軍病院

ロシア海軍病院は、元は太陽溝海軍基地司令部の施設内に位置して、この建築は現在保護が良好である。 ロシア混成野戦医院

ロシア混成野戦医院(赤い二階建て)、元は白玉山下海軍招待所に位置して、現在は軍の某部が駐留している。この病院は清軍水師療養院所を基礎として建設された。 旅順赤十字病院建設初期

ロシア赤十字会病院は、1900年に投資して新築された。元位置は旧市街の中心の川岸で、現在は軍の某部後方勤務が駐留している。日露戦争当時はロシア軍の傷病兵を収容治療し、日本軍の負傷兵も収容治療した。

日露戦争後、ロシア軍は逃走したが、旅順赤十字会病院は治療を継続した。

1905年3月、日本赤十字社が使用を接収管理したが、所有権ロシアに帰属した。1907年2月11日、当院は「日本赤十字会社関東州病院」と改称した。同年11月16日、関東都督は旅順病院と命名した。日本赤十字社は依然当院の一部である医療設備、病床を使用して、医療を実施した。当時病院の建築面積は165平方メートルで、病床30台があり、病院職員は52人(担当医、嘱託医、事務員、調剤師、補助(ほじょ)員、看護婦、使用人など)であった。

1909年2月、日本赤十字会社満州委員会本部は当時の貨幣20万元で、ロシアの手からこの病院を買い取った。

1905年日本赤十字社医院医護人員

日本赤十字社関東病院は1916年3月31日まで閉鎖されました。1921年9月、日本の植民地当局は旅順病院を2階建ての病棟(2級病棟)に建設した。1922年5月7日、関東庁旅順病院に改称された、118床が追加された。10人の医療官(学部長と同時期を含む)、3人の医療スタッフ、5人の調剤員、3人の書記、2人の嘱托医員がいた。6人の事務員、および数人の看護婦。診断・治療部門は、外科、内科、眼科、産婦人科、小児科、耳鼻咽喉科、理学療法、病理学、薬局、庶務科、付属の感染症室で構成されています。1924年9月、病院は皮膚科を追加した。1930年7月、病院は外科および理学療法部門に再建された。1935年、病院の総面積は62281.7平方メートル、総建設面積は8998.6平方メートルでした。元々の診断・治療部門の初めに、放射能(透視、撮影)室と病理検査室が追加された。入院科には三つの病棟があり、10の功能地域に分かれており、各功能区域には21の病棟と四つの病棟があり、合計75の病室になっています。病棟は1級、2級、3級に分かれており、2級は2級AとBに分かれており、合計148床である。病院の関連施設が完備されており、病院の正常な運営を保証することができます。記録によると、1921年の旅順病院の外来患者:日本人は15,325人、中国人は2,550人。入院患者数:日本人1,246人、中国人108人。1926年から1935年までの10年間の平均年間外来患者数:日本人99,696人、中国人2,218人。経済状況:平均年収128,500円、支出245,100円。 ロシア赤十字医院旧址

著者　旅順　李華家

日本文資料整理　威海　李君