公冶長が理解した鳥の言葉の別の版本(はんぽん)
公冶長(前519〜前470)、春秋時代の斉国人、また魯国人とも言う、孔子の学生で、娘婿、特異な功能があり、良く百禽の言語を聞き理解した。
ある日、公冶長が山に入り芝刈りし、一群のカラスが南山の麓に野獣に咬まれた梅花鹿のことを議論しているのを聴き、そこで彼はすぐにその鹿の肉を割い(さく)てきて食べ、腸と内臓をカラスに食べさせたが、カラスは彼が鳥語を理解することを知って大変感激して、彼と友達になった。鳥は毎回獲物(えもの)を見つけるたびに公冶長は肉を食べ、カラスは内臓を食べて、各々好みの部位を得たが、時間が経つと公冶長は肉も内臓も何もカラスに与えず、全て自分に留めたので、カラスは腹を立て、彼に報復する方法を考えた。
ある日、公冶長が柴刈リをしていると、カラスが樹上で彼を怒鳴るのを聴いた:「公冶長よ、公冶長、城南に大ヒツジが死んでいるぞ、お前は肉を食べって私に腸を食べらわせろ、公冶長は急ぎ城南へ駆け込むと、大勢の人が囲んでいるを見て、彼は獲物が人に取らせるのを恐れて、「それは私が撃ち殺した、私が撃ち殺したんだ」と言った。」
小役人は、「本当にお前が撃ち殺したのか?」と言うと、公冶長は私が撃ち殺したと言った。小役人はお前が撃ち殺したのならばお前が書き判をしろと言った。公冶長は喜ん書き判をしたが、小役人が眼前に持って来たのはヒツジではなく、強盗に殺された商人であり、すぐさま狼狽し、やっとカラスが彼に報復したのと気づき、慌てて「人は私が殺したのではない、私は殺していない」と言い改めた。
公冶長は役所に連れて行かれ、県令は「お前は自白に書き判したのに、なぜまたお前が人を殺していないと言うのか」と聞いた。公冶長はすぐ自分が鳥語を知ることができ、カラスがどうして彼を騙したのか県令に訴えた。県令はお前が鳥語ができるのならが試してやろうと、公冶長に眼帯をつけ部屋に連れて行き、県令は公冶長に質問した。「お前は屋根のあの二羽の燕がピーチクパーチクと何を喋っているのか、当たればお前は無罪、間違えたらお前が殺人犯である」。公冶長は「あのニ羽の燕はあなた様が彼女の子燕を捕まえて正面の屋内の左の三つの引出しに閉じ込め、彼らは私にあなた様から彼女の子燕を開放するように求めている。」と答え、県令はまさにこのようであるのを聴いて、そこで公冶長を無罪で釈放した。
ある時、公冶長は鳥語に斉国が魯国を進攻しようとしているのを知って、すぐさま手紙で魯国公に訴え、魯国に時間を稼がせ(かせぎ)、斉国を打ち負かせ、後に公冶長は鳥語を通じて国家のために少なからぬ事情を成した。
第二の版本はこのようである。公冶長は自分が鳥語を理解してどのように彼を騙しのか県令に訴えた。県令はお前が鳥語を話せるのならば試験しようと言い、そこで公冶長を眼帯をつけある部屋に連れて来て、粟を塩水と混ぜて中庭に撒いた。県令は公冶長に「お前は庭のスズメがペチャクチャ何を言っているのか、言っているのが合えばお前を釈放し、間違えればお前を殺す」と問うた。公冶長は「お宅のスズメは、美味しいのは美味しいが、ちょっと塩っぱいと言っている」と答えた。県令は聞くと公冶長を釈放した。
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