ヘイズ:中国に自発的に埋葬された宣教師

2022/12/06 02:58

引用:中国語と10以上の言語に堪能なアメリカの長老派教会の宣教師であるヘイズ博士は、中国での62年間に中国の教育に専念し、24冊の科学書を翻訳しました。

1857年11月23日、ワトソン　マクミレンヘイズは、米国ペンシルバニア州マーサー郡の農家に生まれました。父親は南北戦争で9歳の時に亡くなり、幼い頃から母親と叔母が家で教えてくれました。幼い頃から頭が良く、勉強熱心で、小学校1年と中学校2年で兄と同時期に大学に進学した。家庭が貧しかったため、2人の兄弟の内1人しか大学に行くことができなかったため、籤引きをしなければなりませんでした。ヘイズは籤引きでアレゲニーカレッジを卒業し、更に3年間セミナリーに入学しました。

1880年、ヘイズはマッキーシュと結婚した。同年8月15日、牧師として米国長老派教会から中国に派遣され、1882年に米国宣教師ウィルソンが1864年に山東省登州(蓬莱)で設立した文会館(斉魯大学の前身)に参加し、数学、天文学、地質学、金融などの科目を教え、数学、音響学、光学、熱学、天文学などの教材を大量に製作した。

登州文会館教師宿舎

1891年から1895年まで、上海広学会の書記、会長を務め、「化学」という学問用語を初めて作成しました。1893年、英国のエドワード　ロビソンとその妻は、青州に新しい校舎を建設するための資金を寄付し、ヘイズ博士の後援の下、グロセミナリーの建設が完了しました。

青州グロセミナリー神学院楼旧址

1895年の日清戦争中、日本の軍艦が登州を砲撃した時、ヘイズは前に出て、砲火の下でサンパンに乗って日本軍艦に乗り込み、日本軍に砲撃を止めるよう説得し、文会館の教師と生徒、登州城の人々の生命と財産を守りました。

日本聯合艦隊

1896年、ヘイズは登州文会館の2代目の学長となり、西洋学と中国文化を統合し、中国史、四書五経、数学、天文学、物理学、化学、心理学、倫理学、神学、哲学などの科目を開講し、各科目で教えることができ、オールラウンダーと言えます。

登州文会館旧址

1901年、西太后慈禧は各省に大学を設立するよう布告し、山東省の袁世凱の招きで済南に赴き、山東大学の主任教師を務め、文会館の教師と外国人教師を率い、1ヶ月以内に山東省に中国初の省立大学である山東高等学校を設立しました。学校が使用する教材や各制度は、完全に文会館制度を模倣している。慈禧太后は効果が顕著であることを見て、全国各省に山東省の学校運営経験を模倣し、ヘイズの学校運営の功績を表彰しました。ヘイズは清政府に上書し、日曜日休暇制度の実施を要求し、すぐに承認された。山東高等学堂は中国で初めて日曜休暇を実施した学校となり、この制度は後に全国各業に今日まで広がっています。

山東省高等学堂西学教師の集合撮影

1903年、清政府は山東高等学堂の学生に孔子像を拝むように要求し、ヘイズなどのキリスト教徒教師の不満を引き起こし、彼らは憤慨して学校を去り、濰間広文学堂に戻って教鞭を執り、登州文会館の6人の西学教習王錫恩などもそれに伴った。ヘイズは1904年から1919年まで斉魯大学の神学校教授を務めた。

1917年、広文大学は濰県から西の済南南関に移り、斉魯大学と改名し、ヘイズは斉魯大学神学院院長に任命された。1919年、ヘイズはこの神学校の多くの教師の思想が自由派の思想の影響を受けたことを発見し、彼らと衝突した。それで、彼は18人の神学生を率いて学校を出て、保守派の立場の華北神学院を創立した。

華北神学院卒業証書

1922年、ヘイズは山東省濰県に設立した神学院学校を津浦路の山東省滕県に移し、弘道院とキャンパスを共有した。ヘイズの厳正な管理の下で、北部で最も影響力のある保守的な神学校になりました。神学院の目的はない中国の教会の牧師と説教者を養成することです。学生は全て、宗派に関係なく基本的な立場を固持する信者です。学生は中国全土から来ており、韓半島や東南アジアの学者も含まれており、中国の神学の師として知られる賈玉銘牧師は、ヘイズが設立した華北神学院を卒業しています。

賈玉銘（1880-1964)

1927年、華北神学院の学生は186人に擁し、中国で最も多くの学生を擁するプロテスタントの神学校となりました。院長のヘイズはしばしば国内外の著名な学者を招いて講義を行い、学術交流活動を行っています。日中戦争とその後の中国共産党内戦の結果、華北神学院は徐州に移転し、1950年代初頭に南京金陵協和神学院に合併されました。

『華北神学院』

1941年12月の真珠湾攻撃事件の後、ヘイズと彼の妻と子供達は、多く欧米人、合わせて2008人が、日本軍によって山東省濰県の楽道院強制収容所に投獄されました。日米間の第一次捕虜交換の際、高齢のための帰国することを優先されたが、辞退し「私は中国の教育に専念し、現在90年近く、心臓病や糖尿病を罹って、生存の可能性は低い」と語った。このチャンスを若者に与えられ、私は外国で自発的に亡くなりました。