普段は気にしない人が多いので、その結果、病気になると薬を使って仏様の足を押さえることを思い出します。

実は、私達の体にあるツボは、大きな自然薬のお店に相当するのです。喉の違和感、胃腸の消化不良、動悸⋯⋯

そんな時、体のツボを使って滋養強壮や不調の解消を図ることができ、安全で有用なため、私達が健康を少しでも享受できるようになるのです。

喉の消炎剤➖照海(しょうかい)ツボ

位置:足の内側、内側の踝(くるぶし)の先端の下の窪みがある。

喉の痒みや痛み、時には乾いた咳や乾いた嘔吐を伴う。慢性咽頭炎の人の場合、抗炎症剤が粘膜の深層部に入り込めず、薬も効きにくい。

エアコンの風が長く続き、喉の腫れ、炎症、発熱⋯⋯この時照海というツボをマッサージすると、抗炎症作用で喉を保護することができます。

使用方法:指先で「照海」ツボを一回3〜5分程度つまみ、時間や1日の回数の制限はありません。足裏の照海のツボを押しながら、口を閉じて声を出さないようにします。しばらくすると、口の中に液体が入ってくるので、ゆっくり飲み込んでください。

健胃消化薬➖大陵のツボ

位置:手のひらの付け根、手首の横線の真中にある。

胃腸の悪い人は、好きな食べ物に出会っても、気を付けず、ちょっと食べ過ぎると、消化不良を起こす。この時、食べ過ぎを消化する作用の「薬物」が、往々にして不具合を緩和することができることが多い。

使用方法このツボは、胃腸に対応し、大変定番の「健胃消化剤」である。このツボを按揉(螺旋を描くように揉む)すると胃の熱を下げ熱を取り、胃の動きを高める。

心熱を取る薬➖労宮のツボ

位置:手を握った時の中指の先が当たる場所。

心熱高隆(亢盛)は仕事のプレッシャーが大きく、悩みごとも多く、いつも焦りを抱えている人に多く見られる。

このような人の多くは情緒不安定、夜間の全身の発熱による不眠、悪夢、不安感などの症状があり、そういう人に最適な心熱を清める方法は労宮のツボである。

使用方法:心熱と下すには強い刺激が必要で、内外の労宮(掌(たなごころ)は内労宮、対応する手の甲のツボは外労宮である)を同時に強く押し、第三掌骨(中指根元の中手骨)を親指の方向に力を掛け、中指の先まで強く痺れを感じさせる。

咳と痰を治す薬➖孔最のツボ

位置:孔最のツボは伸ばした腕の手の側(二の腕)に位置して、尺沢(肘の内側)と太淵(手首)を結ぶラインの中間指一本の幅の所に在る。

便通薬➖支溝のツボ

位置:手の甲の横中央部指四本分(人差し指、中指、薬指、小指)のところ、二の腕の二本の骨に間の窪みがその一である。

脾臓の解毒の薬➖商丘のツボ

位置:内踝(くるぶし)の前面下の窪みで、舟状骨の結節(しこり)と内くるぶしを結ぶ線の中間にある。

腎臓を保養する薬➖涌泉のツボ

位置:足の裏、足を丸めた時、前方の窪みに位置する。

救急薬➖極泉ツボ

位置：極泉ツボは腋窩の一番深いところに位置し、ツボ(穴)を取る時上腕が外へ伸び、腋窩(えきか)の真ん中に動脈拍動部があります。

血糖降下薬➖然谷のツボ

位置:足の内側にあり、最初に内踝を見つけ、その前時下に隆起した骨に触れることができ、この粗い隆起した下は然谷のツボです。

降圧薬➖内関ツボ、外関ツボ

内関ツボは前腕掌側にあり、曲沢ツボと大陵ツボの結線上、手首横紋身上2寸、長掌筋腱(掌長腱)と橈手首屈筋(仙側腕屈筋腱)の間である。外関ツボは前腕の背側にあり、手首の横のシワは正面の内関ツボは対照的に、上向きの3本の指幅にあります。

鎮静安神薬➖印堂ツボ

肝臓保護と解毒薬➖太沖ツボ

位置:足の背側、第一中足骨と第二の中足骨の接合部の前の窪み。