500年前の長編漫画の主人公は彼であった。
今日は500年間の長編漫画を紹介しよう。画中の詞巡行が誰だが当てて下さい。スライブして古代の漫画の長所を見てみましょう。
『明版彩絵孔子聖蹟図』孔子博物館収蔵
500年前の長編漫画のこの珍重2メートル超えの人は孔子である。
目前の長編漫画は、500年前の明代のもので全36枚ある。漫画の主人公は大変良く知られた孔子である。36枚づつの漫画は『明代彩色孔子成蹟図』である。
『明版彩絵孔子聖蹟図』写真 孔子博物館
漫画では、主人公の描写が最も大切である。それでは明代人の目には孔子はどのように映っていたのであろうか。
『明版彩絵孔子聖蹟図』局部 孔子博物館収蔵
画中の孔子は長く垂れたひげで、佇まいは穏やかで、眉目から愛想の良さが漂う真相がある。
ゆったりとした衣服に幅広の帯、身長が高く、歴史資料の孔子のイメージと一致している。
『論語・述而』に、「子 音にして厲(はげ)しく、威にして猛(たけ)からず。恭にして安し。」と記述する。『史記・孔子世家』にも、「孔子 長(た)けは九尺有(ゆう)六寸、人は皆是を「長人」と謂いて之を異(こと)にす。」と描術している。(漢代一尺約合23.1cm、九尺六寸約2.2m)
『呂氏春秋』にも、「孔子の勁(つよ)きは、国門の関を挙ぐる。」と記す。孔子は博学の先生であるばかりではなく、全身の力量も悔ることができなかったのである。
中国式漫画の中の孔子とその他の孔子画像は書き手が異なっても同様に見事である。
明人絵『三聖像』中間は孔子 孔子博物館収蔵
明『孔子観欹器图軸』左ニ孔子 孔子博物館収蔵
漫画全体の構図全は精錬され、彩色も美しく、500年たった古い画は今でもはっきりしている。これは儒者を題材にした素晴らし画であり、孔子の生涯を研究するのに大切な価値がある。
孔子と関係する一切がここにはあるが、そのトリビア(豆知識)をしているだろうか。
36枚の連続漫画はどんなことが描かれているのだろう。『聖蹟図』はともに『史記・孔子世家』『孔子家語』『論語』『孟子』などから取材していて、画面は生き生きと精神を伝えるばかりでなく、その上33枚の画には文章と、対応する文字の注釈があり、画も文章は豊富で優れており、孔子の一生の重要な一瞬一瞬を捉えている。
『問礼老聃図』
『退修詩書図』
『子路問津図』
礼を老聃(老子)に問う、退き詩書を修む、子路 津(みなと)を問う⋯⋯、これ等の広範な伝説はその中に包括された。このほか『明版彩色孔子聖蹟図』には孔子の面白いトリビアも記録されている。孔子はどれほど知っているか試してみましょう。
孔子はなぜ名を「孔丘」としたのであろう 。
孔丘の名はある山と関係している。言い伝えでは、孔子は生来頭頂の形が一般人とは異なり、中央が低く、周囲が高く、まるで粘土の山であった。そして孔子の母親の顔氏は孔子の出生の一年前に、丘山で祈祷したので、孔子は名を孔丘と言い、字名を仲尼と言った。
『尼山致祷図』
孔子は「骨の髄から」の音楽好きであったのか。
『在斉聞韶図』
『斉で韶を聞く図』には孔子が音楽に夢中になった瞬間が記録されている。「孔子 斉に在りて『韶』を聞き、三(ヶ)月肉の味を知らず(忘れた)。孔子が35歳の時、斉国に行くと、伝説で駿が作ったという楽曲の韶額を聞いて、夢中になって、その後3ヶ月間、肉を食べても味も分からなかった。孔子が10日も演奏した曲は何だろう。孔子は春秋時代の大音楽家師襄に古琴を学んだ。師襄は孔子に『文王操』という琴の曲を教授したが、曲の韻律や情緒を完全に理解できなかったので、孔子はこの1曲に10日間も反復練習を続けた。
『学琴師襄図』
後に演奏の途中で、孔子はこの曲の作者が周の文王であることを理解したが、師襄も親指を立てて彼の理解力が大変高いと称賛した。
孔子の生誕2,574年、一緒に『論語』の金句を振り返ってみましょう。
今日は孔子の生誕2,574年であり、中国古代の偉大な思想家、教育者、また儒学の学派を創始した人として、孔子の思想は中国と世界の全てに深遠な影響を作り上げた。彼は個人講義の学風を創設し、仁義礼智を提唱し、晩年には『詩』『書』『礼』『楽』『易』『春秋』を修正した。学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思い学ばざれば則ち殆(あやう)し。己の欲しせざる所は人に施す勿(なか)れ。君子は言に訥(とつ)にして、行い敏ならんことを欲す。礼の用は和を尊しと為す。これらの深く考えさせられる名言は孔子から出ている。その思想に内包される偉大な知恵は、明代以後次第に多くの文人画家が聖蹟図の創作にいそしみ、また日本や朝鮮などでの海外版の版本も現れたので、我々は多くの孔子先生「格好の好さ」を見ることができる。
仇十洲画 文徵明書聖蹟図 清仿作絵本 絹本經折裝两冊 孔子博物館収蔵
『續修聖蹟図后学录』の孔子像 日本大正六年(1917) 朝鮮京城府刻本
今日、我々は孔子博物館へ行って、時空を超越して至聖先生孔子の教誨(きょうかい)を聞くのも良いだろう。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。