皆さん、もう隠すことができない。現在世界太古のサッカー専門書が見つかった。

2023/11/04 13:32

気が付く学生は『水滸伝』に、名の知られてない高俅が「鴛鴦拐(エンオウカイ)」で成功した姿を見つけているであろう。

これは天賦の才能か果たして特別な秘訣があったのであろうか。もう秘密にできない。あなたと宋代のサッカーのスターを隔てるものはこの本だけである。以下三つの観点で、『蹴鞠図譜』を紹介する。

蹴鞠(シュウキク、けまり)とはサッカーの起源であると、国家的に認定される。

『戦国策・斉策』に「臨淄は甚だ富て実にして、その民は竽(ウ、笛)を吹き、瑟を鼓ちならし、筑(事の一種)を撃ち、琴を、闘鶏を楽しみ、犬を散歩し、盤上ゲーム、蹹鞠(とうきく)せざるなし。」

これは2,000年以上前の斉国の都城臨淄での踢球(チャッキュウ=フットボール)、闘鶏、琴の演奏の日常である。(当時の)一般人の「ゆとり生活」は大変愉快なもので、そこに記載される「蹹踘」はつまり「蹴鞠」(蹴とは蹴ること、鞠とは皮質の球)、是も中国のフットボールの最初の記録文献である。

19年前の今日、当時の国際サッカー連盟(FIFA)会長ヨーゼフ・ゼップ・ブラッターは、中国国際サッカー博覧会の開幕式で、世界サッカーの起源は中国臨淄にあると宣言した。これにより、中国はサッカー発祥地として、「公式認証」を獲得した。

『蹴鞠図譜』を開くと、24種の精緻な「プレー姿」(つまり様々な模様やブランドの異なるボール)を見ることができるだけではない。フットボールの規則やマナー、用語を学ぶことのできる、目下世界最古のサッカー専門書で、それは古代人が「国家代表」にゴールするための必読ガイドであった。

古代サッカーと現代サッカー、どこが違うのであろう。。

次の図を見ると、「このボールは〜未来から来たのか」と驚くかもしれない。

『蹴鞠図譜』は「ノーゴール」について言及している。

古代衣裳の3人が、蹴り上げているボールは現代のサッカーボールと変わらないのに、少々違和感があるのはなぜであろう。蹴鞠=ボールの進化史を理解すれば(違和感の原因が)あなたにわかる。

芯のある唐代の蹴鞠からボールに空気を入れるように発展している。

「蹴鞠図譜」には8パネルの硬皮から、12パネルの軟皮へと進化したと記録する。

宋代の8片(パネル)の蹴鞠から12片へと進化し、重さは14両で、400グラム余りとなった(古代の度量衡では、1斤16両)。現代のサッカーボール(32片)に近づき、また「内缝法」を加えている(内缝法=イン・シーム、つまり裏から縫い合わせてから裏返し縫い目をボールの表面に出さない方法)。この方法で、宋代の蹴鞠は現代のサッカーボールのように見えるのである。これは時代を超越したわけではなく、ボール自身を除いて、蹴鞠と現代サッカーの違いは多い。

『蹴鞠図譜』に「ゴール」を描くいた。

ボールが地面に落ちないことを前提として、「風流眼」を蹴り抜ける「世界的」一本は、現在のサッカースタジアムでのPK戦のようなものである。

フィールドの中間に三丈余りの二本の竹材の、上部ににネットを結び、一丈の高さに円を残したものが「風流眼」である。

元々ゴールは一つだけなのか。そうだ。「オウンゴール」を心配する必要はないが、難易度はまったく下がってはない。

古代ゴールvs現代ゴール

古今のゴールの「高低差」を見ると、先輩達の身体能力には目を見張るものがあるだろう(後輩たちの内心os((Overlapping Sound = 心の声))は、愚弟のぼくには、羽根を付けても届かないよ)。

ゴールするにはちょっとした腕前が有り、上記の膳立ては「筑毯」と言う。筑毯がフィールドに対して高すぎるにはどうすれば良いか。それは問題がなく、ゴールを使わないプレイ〜「白打」がある。

宋代の白打プレイは、「脚頭で十万蹴れば、技量千人前」である。

もし筑毯がプロチームの正式な競技であるとすれば、白打は現在のリフティング競技に似ている。プレーヤーは、ボールを「終日落さない」ように、頭、肩、背、腹、膝、脚などの各部位で触れているゲーム。

何代も風靡(ふうび)したした、古代人の「ワールドカップ」はナイスなものである。

蹴鞠には豊富なスタイルとプレイ方法が有り、長い発展プロセスを経過している。

漢代宮苑蹴鞠図と軍隊訓練蹴鞠競技図

漢代の人は蹴鞠を軍隊を訓練する手段として使ったが、後にゆっくりと娯楽スポーツに変化した。

漢代画像石『舞楽』(拓片)

明代杜堇の『仕女蹴鞠図』は唐代の女子がボール蹴りをする画面を描写している。唐代の女性の蹴鞠の流行は、ボールに空気を入れたことと関係が有り、ボールは軽妙となり、よく弾み、より高く、様々な蹴り方を容易にした。

唐代になると、蹴鞠は皇室貴族から「一般人の家庭に蹴り入れられた」ばかりでなく、「女足」も一光景となった。宋代になると、蹴鞠は黄金期を迎えた。

元代の銭選の『宋太祖蹴鞠図』には、宋太祖趙匡胤とその弟の趙光義、最叟の趙普等の白打式の蹴鞠を興じる場面が描かれている。

それでは、宋代の「リオネル・メッツ」を知りたくないですか？「フリースタイルフットボール」を得意とする叟の太祖、大宋の「中国スーパーリーグ」の発起人宋の徽宗は、共に蹴鞠の「熱烈なファン」であり「トップ選手」であった。熱狂的なサッカーファンが仕切っているので、「蹴鞠」が熱くならないわけがない。宋代になると蹴鞠のボールを専門的に製作する手芸工房が誕生したばかりでなく、また「斉雲社」を代表とする「サッカークラブ」の原型も誕生した。