1917年以来、威海衛は降水量が非常に少なく、1919年の深刻な干魃は、殆どの穀物の不作に繋がっている。1920年初頭、威海衛は深刻な飢餓に見舞われた。多くの人々は十分な食料を持たずに、とうもろこしの芯、薩摩芋の鰻、その他の栄養の無い食物を食べることによって、飢餓に当たった。行政長官(総督)ロックハートは直ちに飢餓救援を行った。その内飢餓に苦しむ10000人に、穀物が無償で配布され、3万人の農民とその家族は穀物の貸し出しを申請し、10月に返済すると約束した。このように、英国と中国の住民からなる災害救援委員会が設立され、その後、募金活動の為の財政購入・配布小組委員会が設立された。

現地での募金活動に加えて、シンガポール、香港、上海、芝罘(煙台)、天津など、英国や中国のコミュニティに支援を要請しています。

これらの訴え(うったえ)は寛大に反応し、総貢献額は65730圓に達した。威海衛の住民は皆、感謝の気持ちでいっぱいです。ジェームズ巡査警官の協力を得て、副長官(副華務司)ビニーは、大連から輸入された穀物を、この賃貸地の六つの中心部から極度の貧困の災民に配布する監督を担当した。借り入れ穀物はポートエドワードで発行されます。未払いまたは借り入れ穀物の配給は苦境を和らげたが、干魃が依然として深刻であり、6月に雨が降るまで、災害救援委員会と政府当局は、この災害救援活動において優れたパフォーマンスを発揮し、賞賛された。植民部大臣のミナルー卿は、彼らの優れた災害救援を高く評価しました。

特に喜ばしいことに、威海衛の農民は非常に約束を守り、穀物の全額をタイムリーに返還し、54975圓の返済額を支払い、これは大きな金額です。

彼らの誠実さに感謝し、認識し、表彰する為に、威海衛政府は彼らの高貴な感情を永遠に記憶する為にポートエドワードに記念碑を建てました。

1919年、威海衛はコレラの流行を経験しました。副助理医師のジェマダーシディク・アフマドは、コレラの流行に対処する上で重要な役割を果たしました。

1920年12月に退院したアフマド博士は、特にポートエドワード病院の研究室で働いている間、彼の義務的な奉仕は記憶に残るものでした。

1920年、威海衛の住民と外国人の健康状態は非常に良好であり、非常に深刻な病気はありませんでした。

飢餓が蔓延すると腸チフスの流行が恐怖を引き起こしたが、タイムリーな対策により災害は回避された。来院は増加しており，特に温泉湯病院で6367件，新規症例は5383件，1919年は3430件，新規症例は2688件であった。

エドワード病院では14500件の受診があり、新規症例9312件，1919年の13540件と対して新規症例9084件が報告されました。

エドワード病院には、血液、排泄物、唾液の定期的な顕微鏡検査に加えて、血液のウィーデル検査と水の細菌学の検査を行う研究所があります。毎年1回、3月に予防接種が行われます。5514人がにきびを受け入れ、その内98.26%が成功しました。1919年は6016人、成功率は93.68％だった。

1919年以来、「二十一条」に対する威海衛の反対と「日本製品のボイコット」に対する運動が盛んに行われている。

1920年、中国の日本製品ボイコット運動は継続し、地元の中国人は日本人との貿易契約を拒否し、日本製品の取り扱いと取り扱いを拒否した。1919年には31隻の日本船が来港し、1920年には3隻しいらいでした。飢餓は貿易の発展にも影響を与えた。幸いなことに、これらの悪影響は、海軍艦隊の到着によって大幅に補償されました。ピーナッツの価格は多いに下落し、塩市場は低迷している。

1920年の夏、アレクサンドル・ダフ中将、第2位のバース・シニア卿が率いるイギリス艦隊が威海衛に到着し、数ヶ月間ここに滞在しました。

これらの軍艦の1隻の潜水艦艦隊は、これまで見たことのない威海衛の住民の関心を集めた。最高司令官は、中国の住民が潜水艦を訪問することを許可するを与えた、中国人は当然、この名誉と目新しさに感謝している。

1920年、威海衛の人々は、おそらく中国史上初の潜水艦プロジェクト「軍事観光」である潜水艦を訪問する特権を持っています。1914年に世界大戦が勃発して以来、威海衛はイギリス艦隊の訪問をまだ受け取っていないので、艦隊の帰還は地元の人々から温かい歓迎を受け、その存在は社会的、商業的にも大きな影響を与えました。

1920年、正華務司が審理した民事訴訟件数は142件、1919年は151件であった。民事訴訟は、過去5年間で徐々に減少している、以下は具体的な数字:1916年は397件、1917年は215件、1918年は189件、1919年は151件、1920年には142件となった。(民事訴訟)減少の一つの原因は正華務司が温泉湯からポートエドワード(愛徳華港)ヘ移転して、民事紛争が多い村から遠ざかったことと、もう一つの理由は、おそらく村董などの繰り返しの説得に対応して、村の紛争を解決する為に、可能な限り伝統的な「講和」の方法を理由したからである。疑いなく、中国人も他の民族のように、訴訟を好むという個性を持っているのである。とはいえ、他の多くの場所よりも、人口15万人のこの地域では、裁判所への訴訟件数は少ないのである。

1920年の民事訴訟の相対的な減少にもかかわらず、しかし、多くの尋常ならざる重要な案件がある。

《荒地法令》の導入は、多くの部議を醸す「公有地」を訴訟の焦点で、その内5件は正華務司が審理して、1件は高等裁判所の審理が交付された。一千百畝(数百エーカー)の土地所有権(殆どは牧草地と砂の荒れ地であるが)を特定して問題を解決しましたが。農業耕地に影響する2件の紛争があった、英国が威海衛を租借する以前には、これらの土地は皆、長らく無償で耕作されて、威海衛英国政府とは何の関係も持たなかったのである。

ポートエドワードとその他の9ヵ所に該当する哨所に駐在する警察と村董らは、友好的に協力、共同に努めたので、地元では一件の殺人と共に(一件)発生した凶悪な強盗の案件を除いては、大きな事件が起こらなかった。

その強盗は警察に逮捕され有罪判決を受けた。殺人の案件の犯人は特別な例で、彼は魔に取り憑かれて非常に困惑しており、いったん魔に着かれると、人は迷信により自身を制圧されると考えているのある。精神が錯乱する内に、彼は自分の妻子を殺したのである。実際、彼の精神が正常だった時、彼は彼女をとても愛していた。裁判の後、精神錯乱罪と判決を受けた。当地では、公共道路の掠奪は起こらなかった。しかし、境外での中国領では、いささかの違反強盗も、常に恐怖を引き起こすものであった。

1920年、威海衛での治安事件は合わせて340件、判決が下った人数は合わせて773人で、罰金は4468圓に達したが。1919年は515件で、判決が下った人数は合わせて947人で、罰金は6869圓であった。全てが減少するところとなった。

1920年、ジョウェト副総務長官(副華務司)は、威海衛ランドの中国の学校を調査した。調査結果は、284の学校があり、全て初等学校であり、実際の学生の平均は4669人、教師は307人でした。女子生徒は100人らしい。これらの学校の年間運営費は15077圓で、全て中国人が出資しています。旧共和時期(辛亥革命後)の古い授法は、より高度な方法に道を譲った。中国の他の部分で教育経験を持つジョウェト氏は、地元の学校が中国の先進地域から遠ざかっている基準にはまだギャップがあるにもかかわらず、中国の殆どの地域よりも優しいと考えている。今緊急に必要とされているのは、初等学校の卒業生が現場に通うのではなく、現地で学校を修了できる中級学校を設立する必要がある。現在、既存の公立学校が中級学校になることを期待しています。また、教育に志願する人々の支援を得て、民間奨学金の創設により、全ての地元の学校が質的・質的に向上することを期待しています。