労山道士
青島労山関岳祠は漢代の関羽と宋代の岳飛を奉る祠である。忠と義を取って忠義祠とも呼ばれた。明代以前は道士の住居地である。1672年、蒲松齢は労山居て此処に半年を過ごしていた。向こうは蒲松齢の小説を書いた亭である。「労山道士」は此処に書いた。この亭は元々、屋根が茅草で葺かれていましたが、後に現在の亭に再建されました。ある夜更けに蒲松齢がこの亭で物思いに耽っていると、庭の白壁の塀を誰かがさっと通り抜けて行くのが目に入りました。しかし、よくよく目を凝らして見れば、茶を運んで来た道童(少年道士)の影だったのです。これはインスピレーションを得て書き上げられたのが壁抜けの術とした労山道士だと言います。あの塀が壁抜けの術の話に出てくる塀のモデルなのです。
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