山東省藍鯨野球・ソフトボール倶楽部国際交流センター

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ようこそ、孔子のふるさとへ。
悠久の歴史を尋ねて旅立てば、孔子のふるさと中国山東省はすぐ近くです。ここは中国文明揺籃の大地。山東省エリアには中国伝統文化を形成し、子々孫々に伝えられ、多くの古代聖人がここで生まれました.「至聖孔子」、「亜聖孟子」、「兵聖孫子」、「書聖王羲之」、「智聖諸葛孔明」······3000年前の周代、このあたりには多数の国家がありました、斉国、魯国は殊に有名で、今も山東省のことを斉魯大地と呼びます。
朋あり遠方より来る、また楽しいからずやと孔子が語ったように山東省は「孔孟の故郷、礼儀の邦」として、歴史資源に豊み、多彩な伝統習慣を継承し、「周礼」から「論語」まで数多くの儒教聖典を生んできました。古代から現代まで、明るい山東人は忠実·仁義尊守、こつこつと「フレンドリー山東」を実践しております。
百聞は一見にしかず、ようこそ山東へ、いらっしゃい!
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2400年前の超巨大「保温杯」は大変美しい




一度見れば言葉も失い、正確には同形容して良いか分からない。その精巧さはこの上なく、今に至るも3Dスキャニングを行って模造することもできない。それでも2400年前の戦国時代の職人の手で作り出されたのである。曾侯乙(そうこう・いつ)の尊盤を認識するには注目点が三つある。

酒を夏には氷で冷やし、冬には温める。雰囲気がロマンチック!


尊盤は、尊と盤、二つの器物からできている。尊は酒を盛る器であり、盤はある種の水を作る器である。冬の日、盤内に熱水を注ぐと、尊の中の飲み物を加熱できる。夏の日、盤に氷を盛ると氷冷効果が起きる。夏冬に適合していると言えるので、超巨大な「保温杯」に相当する。ご馳走や祭祀の時を想像してください。このような美鬼が傍にあるのだから、雰囲気がロマンチックにならないわけがない。


銅尊は重さ9キログラム、銅盤は重さ19.2キログラムである。尊盤の象徴的意義は使用価値よりも大きかった可能性がある。その精巧な彫刻の素晴らしさは、極めて豪華で、「曾国」という神秘の諸侯の国の鋳造技術水準の精妙さを表していると表している。


盤底に刻んだ銘文には「曾侯乙作持用終(曾侯乙持用を作りて終んぬ)」とあり、曾侯乙が最後まで使用する意味である。曾侯乙墓から出土した器物には、208ヶ所に銘文が刻まれている。しかしこの尊盤内の銘文は、後に研磨(けんま)され再び刻まれた痕跡がある。2,400年経っても、研磨された痕跡ははっきり弁別できる。

考証によれば、この銘文は曾侯乙は尊盤の最初の持ち主ではなく、曾侯三代に伝わった。このため、曾侯乙は尊盤をいかにも好んで、先君の遺産を引き継ぎ、自分の名を刻んで、最後は墓にまで持って行った。

何匹もの龍を数えると、目が眩む。

尊の口の縁は縁目には朶雲(だうん)であるが、実際には霊蛇が巡る透かし模様である。

尊の上部には四頭の豹が、上向きに這い上がり、首を反り返し舌を吐いているが、豹の体も透かし彫りの龍陀模様である。尊の胴部と反り足にも蟠螭紋と浮彫りの龍で充満している(蟠螭=バンチは、虎形龍面の動物)、尊には全部で28尾の龍と、32尾の蟠螭を装飾する、

盤の製作は更に複雑で、盤は四つの刳り抜い(くりぬく)た取っ手で、また無数の龍ヘビで構成した透かし模様で、取っての下には四尾の丸彫りの対の龍である。

盤の脚は四本の丸彫りの対龍である。

盤全体を装飾する龍は56尾、蟠螭48尾である。


尊の口から盤の脚まで、まだ千尾に上る蟠虺(蟠虺=ハンキ、とぐろを巻いた小蛇で、青銅模様の一種)が蟠っている。全く美しく、所々に装飾があり、尊盤の華麗さは人を驚嘆させるものである。

失蝋法(ロストワックス)の代表作で、中国古代青銅器の頂点である。

曾侯乙尊盤の造型は複雑精美で、とくに透かし彫りが幾重にも重なりいる。表面の層はそれぞれ独立して相互には接続されず、銅軸と支柱に依頼している。

科学者は、曾侯乙尊盤は渾鋳(一体成型)、分鋳、溶接と失蝋法など多種の工芸が一体となり、尊、盤にはそれぞれ34個、38個の部品がある。56ヶ所と44カ所に分け、鋳造と溶接で一体として、部品の多さと、溶接の頻繁さは、全く見られない。

失蝋法は尊と盤の口縁の透かし彫りの装飾の製作に運用され、2,000年余り前に、中国ではすでに失蝋法で青銅器を鋳造を開始して、かつ造形芸術、鋳造技術はすでに完全となっていた。

時間は止まらないが、工匠の心は青銅に止まり、永久に流伝し、世人の羨望のまなざしを受け、千年の時を通して、次々と伝説の上に止まっている。