太陽溝の名は古くよりあった。最初に文字の形式としてアレクセーエフが1901年にロシア皇帝に奏上した文中に、「ここには二つの小村以外に、中国人の居住がない」と出現している。奏上文で言うところの二つの荘村は、一つは張家村で、現在の215病院の壁外の西の地に居住し、別の一つは韓家村で、現在の215病院の壁外の東の地に居住していた。奏上文では、「渡橋が太陽溝で、数家の張姓が魚を捉まえて生活し、帝政ロシアは金銭で劉家溝などの所へ追いやった」。この渡橋は現在の解放橋を指し、橋を渡るとサンバレーになります。

奏上文では、太陽溝の張家村が劉家村溝に移転させられた経過のみ語られるが、太陽溝韓家村の移転の過程に言及がなぜないのかは、その原因は移転補償の筋が通らず、韓家村の旧住人が移転を拒絶したためである。反抗を先導したのは「昆」字が名に付く私塾の教師であった。ロシア人は一人を殺して多くの見せしめにしたので、もめ事を先導した私塾の教師を残忍(ざんにん)に殺害して、頭を切り取り、弁髪で樹上に懸けて群衆に示した。韓氏の家族は西北の谷間への移転に迫られたが、後の石板橋村である。

ロシア人は野蛮に張韓二つの小村を強引(ごういん)に移転させた後、その土地に新市街の全面開発を進行した。

丘陵地帯にあるため、旅順は河溝の多い都市である。龍河西側に居住した民衆はなぜそこを太陽溝というのか、そこは地形が平坦で体感に寄り添い、東、北、西三面に山を遮り、風が弱く、加えて太陽が照射し、気温は相対的に暖和で、中間地帯には南北に流れる一本の河溝があるので、「太陽溝」の名が起こった。

ネット交流者は「太陽溝」の地名と日本の「太陽溝」に関係があるかどうか討論したが、私は命名の時期と地理的環境の両方面から、「太陽溝」と「太陽旗」には少しも関係がなさそうに思う。ロシアの旅順大連を強制租借した時期と日本の植民統治時期は「太陽溝」の旧地名を踏襲した。